- v6プラス対応ルーターがまだ多くない ( ただ接続するだけなら問題無い )
- v6プラスにすると既存のVPNへ接続できなくなる場合がある ( SSL VPNなどを検討 )
- IPv4グローバルアドレスを複数人で共有するので通信の不具合でてしまう
- 通信の不具合回避したいなら固定IPをオプション提供しているプロバイダを選ぶ
- 固定IP使うにはフレッツレンタルかYAMAHA RTX1300など業務用ルーターが必要
仕事するにしろ、遊ぶにしろ、インターネットは欠かせません。
去年の5月辺りに事務所を借りたときにネット契約していて、その頃スマホはワイモバイルを持っていたからと言う安易な理由からSoftBank 光を契約していましたが、ずっとNURO光に憧れてきたわけです。
元々、SoftBank 光は半年使う事を条件にキャッシュバック付けるよ!という代理店からの熱いコールがあったので使ってきましたが、その縛りも解けたのでNURO光を検討していました。 ですが拠点への開通までに3ヶ月ぐらいかかるということで若干諦めモードだったところにフレッツ 光クロスが拠点でも使えそうなので、元々1G以上の高速回線には興味があったのでプロバイダを調べ始めました。
ちなみにSoftBank 光はトラブル一度も無かったし、速度もまあまあ出ていたのでSoftbank系列の携帯電話の契約があるなら無難な選択肢かなと思います。
ただし解約手続きまで若干時間がかかり、繋がったらで契約引き留められます。。
フレッツ 光クロスのプロバイダを調べてて行き着いたのがenひかり
でした。
調べている内に知った情報では広告費など最低限な為、安く提供できているとのことで6,000円以内で収まるのは好印象。 さらにポイントとしては「気に入らなければいつでも解約OK」というスタンス。 そこまでプロバイダ行き来はしないと思うが、もしもを考えると良いかなと思います。
電話かけてみると珍しくフリーダイアルではなく、親切丁寧な女性スタッフが応対。 色々とこちらの状況を共有して話したのですが、技術的な話をその場で会話できてレベルが高いなと感じました。すごい。
今回自分の場合の契約は次の通り
- enひかりクロス with v6プラス(MAP-E) 4,950円(税込5,445円)
- 工事費無料
※ 後述する内容を加算すると、レンタルルーターと固定IP合わせて6,765円となります。
契約も進み、工事も入り、そこまでは問題無かったのですが・・・ 元々、私が使っていたルーターは私のお気に入りのSynology RT6600axを使っており、v6プラス(MAP-E)のセットアップもできるから安心かと思っていたのですが、まさかの接続できないというケースにぶつかってしまった。
重要なのはひかり電話の契約があるかどうかで方法が異なるらしいとのこと。
Synology RT6600axのIPv6設定としてはDHCPv6-PD
や上記リンクで説明されているIPv6リレー
が備わってはいるが、それでも接続が確立できなかった。
この問題は概ねこちら側のルーターのせいだろうと言うことで、急遽ルーターをいくつか検討しました。
結果的にTP-LinkのBE85と、後からBE19000を購入して検証しました。
TP-Link BE85はバグ満載・・・
- スピードチェックを行う機能がエラーで計測できない
- ルーターの時刻が合わないことによる接続機器への支障
- ネットワーク品質が低いというエラーが常時表示される
- エラーログがエグいほど溜まる
一つ目はオマケ機能なので大きな問題ではありませんが、時刻が合わない・品質低下・エラーログについては改善できず不明。
ファームウェアを数個下げると時刻は合うようになるのですが、それでも警告表示は治らずでバグフィックスもされていないファームウェアで運用は厳しいため断念しました。
この現象起きて二度とTP-Linkは手を出すまいと考えていたのですが、せっかくの10G回線を活かすためにとBE19000も実際に試しました。
TP-Link BE19000は概ね良好・・・
先ほどのTP-Link BE85と比べればカワイイ物ですが、ネットワークにぶら下がってる機器の情報(特にネットワーク量)が正確では無く適当な数値になってしまっている印象がありました。 満足ではないですが、まあ使えるかなという程度。
とりあえず当初の目的であるv6プラスの接続はできるので全然目を瞑っていたのですが、一番大きい障害にぶつかってしまった。
仕事で使うVPNにアクセスができない件
仕事内容によっては固定IPが必要な場合があると思いますが、v6プラスではIPv4グローバルアドレスを複数ユーザーで共有する仕組み
になっているため固定IPを手に入れる必要があります。
私は既に固定IPを別場所で運用しており、拠点からVPNすることで固定IPをセットしているのですが、そのVPNに繋がらない
ことが判明しました。
TP-Link BE19000はv6プラス接続になるとそもそもVPNパススルーが出来ない
んですね。盲点でした。
こればかりは調べなかった自分が悪いのですが、最初からYAMAHA RTX1300を調達してくれば良かったと後悔しました。
元々10G回線を充実するために進めてきましたが、結果的に課題が多く残り勉強不足だったなと反省しています。
最終的にどうしたか
TP-Link BE19000はそのままに、その下に二重ルーター状態でSynology RT6600axを動かしています。 この状態であればなんとかVPN接続ができるため現状はこれで運用していますが、enひかりに連絡しHGW(XG-100NE)のレンタル+固定IPを依頼しています。
固定IPを依頼している理由としては上記で軽く触れていますが、「v6プラスではIPv4グローバルアドレスを複数ユーザーで共有する仕組みになっている
」からです。
v6プラスについては、1契約で240個の決まっている範囲内でのポート利用となりますが、80
, 443
などの1023番以下のウェルノウンポートを使う接続で今後も頭悩ませるぐらいならと用意する決断に至りました。
フレッツからレンタルするルーターは性能低いのでレンタルはしたくなかったのですが、現状固定IP化できるルーターというとYAMAHA RTX1300などの業務用ルーターしかありません。※ 今の拠点ではオーバースペックすぎるので、TP-Linkに期待したところ有ったのですが、ハイエンドとは言え家庭向きかなという印象でした。
予定として、もし可能ならですが次の様なことができないかと目論んでいます。
※
固定IPを設定出来る家庭用ルーターはないと書きましたが私のニーズにマッチしないだけで発売しています。
I-O DATAのWN-DAX6000XRが良さそうですが、価格と性能が見合っていないため購入には至りませんでした。 現状、インターネットポートとLANポートで10Gポート2つ付いている家庭向けではこの機種ぐらいと思います。
まとめ
v6プラスの1G〜10Gについては、ネット速度ばかりが触れられていて技術的な部分への説明が不足していると感じます。 私自身も調べましたがそれを上回る仕様でお金も時間もかかってしまいました。。 今回の経験でまたネットワーク知識が貯まったのでまあよしとしました。
Synology RT6600axは最大2.5Gなので生かしきれていない部分がありますが、10Gルーターでも2Gを超えるような速度は出ていなかったので十分かなと思います。
Synologyさん、10G対応ルーター期待して待ってます🙏🙏🙏
😇 Nobuhiro Kumagai
いつか海外で余生を過ごすため頑張るフロントエンドエンジニアです。Webに関わることなら大体経験済みで守備範囲は広め、お気軽にお声がけください 😄
- 💻 Web Creator [Director, Front-end, etc]
- 📍 宮城県仙台市在住
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